2011年6月21日火曜日

アメセルの価格が暴落中です。

最近、買う側の私にとっては、嬉しいこと。

それは、サックスの値段の異常な高騰が収まってきていること。
近年のサックスの値段の異常さは、恐ろしいものがあった。

ただでさえ、じっくり吹き込んで比較しないと買えない代物であるのに。
ビンテージと言われる、1980年代以前のサックスなど100万円超えて当たり前のような状態でした。100万円以下なら安い!・・・これ当たり前。(でしたw)

それは、何故かというと。
【高くなった原因】
  • サックスの人気が出た。(近年のブラスブーム、映画『スイングガールズ』人気)
  • ユーロ高だったので、サックス老舗セルマー社の製品が為替差で高額に。
  • ↑のことから、国産メーカーが高級モデルで追随。
  • ビンテージも必然的に価値が高騰。投機目的購入も。
 【近年の値下がり原因】
  • サックス人気でも、やはり続けるのは大変で手放す人が増えた。
  • ギリシャ危機などからユーロ安、ドル安が進行中。
  • 中国製などアジア製の安価サックスが使える音になってきた。
  • リーマンショック以降、一時持ち直したアメリカ経済がまた怪しくなり、経済的に苦しいアメリカ人の方がビンテージを大量に手放してきた。
  • 神マイケルブレッカーが亡くなったことにより、ガーデラ(マウスピース)の価値も失われてきた。(とくに激レアと言われるハンドメイドが出るわ、出るわ。嬉しい!)
  • マーク6テナー8〜9万番台、アルト14万番台以外は、eBayで50万円前後で流通されている。
サックスが使用される音楽の新曲が少なくなったのも大きいかも知れない。ジャズ人口など大幅に増えるものでも無い。

ということは、いわゆるスタジオミュージシャンやレコーディングミュージシャンのギャラも減るわけで、そういう方が手放すということもありえるだろう。

だけど、欲しい人は欲しい。それが私だw

いろんな楽器を吹いてみよう。慌てることは無い。
二度と異常な高騰は勘弁してほしい。
気楽に楽しめて、気楽に楽器を吹き比べて買い換えることのできる、当たり前の時代が続いてほしいものだと感じています。

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