それは、サックスの値段の異常な高騰が収まってきていること。
近年のサックスの値段の異常さは、恐ろしいものがあった。
ただでさえ、じっくり吹き込んで比較しないと買えない代物であるのに。
ビンテージと言われる、1980年代以前のサックスなど100万円超えて当たり前のような状態でした。100万円以下なら安い!・・・これ当たり前。(でしたw)
それは、何故かというと。
【高くなった原因】
- サックスの人気が出た。(近年のブラスブーム、映画『スイングガールズ』人気)
- ユーロ高だったので、サックス老舗セルマー社の製品が為替差で高額に。
- ↑のことから、国産メーカーが高級モデルで追随。
- ビンテージも必然的に価値が高騰。投機目的購入も。
- サックス人気でも、やはり続けるのは大変で手放す人が増えた。
- ギリシャ危機などからユーロ安、ドル安が進行中。
- 中国製などアジア製の安価サックスが使える音になってきた。
- リーマンショック以降、一時持ち直したアメリカ経済がまた怪しくなり、経済的に苦しいアメリカ人の方がビンテージを大量に手放してきた。
- 神マイケルブレッカーが亡くなったことにより、ガーデラ(マウスピース)の価値も失われてきた。(とくに激レアと言われるハンドメイドが出るわ、出るわ。嬉しい!)
- マーク6テナー8〜9万番台、アルト14万番台以外は、eBayで50万円前後で流通されている。
ということは、いわゆるスタジオミュージシャンやレコーディングミュージシャンのギャラも減るわけで、そういう方が手放すということもありえるだろう。
だけど、欲しい人は欲しい。それが私だw
いろんな楽器を吹いてみよう。慌てることは無い。
二度と異常な高騰は勘弁してほしい。
気楽に楽しめて、気楽に楽器を吹き比べて買い換えることのできる、当たり前の時代が続いてほしいものだと感じています。
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