2013年9月18日水曜日

アメセル信者って言葉。 こんな的を得た言葉は無いと思う。

たぶん、私はアメセル信者に属すると思うw


アメセル信者とは…

 安くて、綺麗で、事故歴も無い、最新の機能がおごられているサックスが現代にあるのに、どうして大昔の楽器を新品より高いお金を出して買うのだろう?しかも、シリアル5桁のテナー、14万番台くらいのアルトはアホみたいに高いよね?

…と感じる正常な方々が、アメセルを買って嬉しそうに吹いている我々異質な人々を定義する言葉。かな?


サックス奏者の中で、良くも悪くも一度は話題に上るアメリカンセルマー(通称:アメセル)。
奏者だけじゃなく、多くのサックスメーカーがアメセルを意識した楽器も出している。
お?そういえば、ヤナギサワは無くない?(よく考えるとかっこいいw)


で、そこまで意識されているのだから、音は最高なんだろうな!!!
多分、みんなアメセルⅥを試奏してみる。


「へ?(こんなの?)」


と思うと思う。


現代の楽器みたいな張りのある音じゃなく、エッジもいまいち、ハイトーンも何か?
もっと響いてならないの?ピッチもおかしくない?


そうなのですね。

 そういうのを慣れやら、マッピやら、リードやら、メンテやら、試行錯誤して、吹きこむんですよ。


そういうのをクリアしたときに、アノ人の音やら、アノ人の音が出るんですねw
いや、それも錯覚なのかも知れませんけどねw


私はppで吹いたときのマイルドな音と、ffで吹いたときの破たんした音と、その表現がつけやすい
って点がアメセルなんじゃないかと思うワケですよ。

みんなと違うように聴こえるように吹くのは現代の楽器だと、ちょっとつらい、。。。かな?
綺麗にカッコよく、メロディを吹くのは現代の楽器のほうが吹きやすい。
ピッチで苦労もしませんしね。
 
そういう感じでもう一度アメセルを吹きに行ってみてはいかがでしょうか?

古いアメセルの彫刻をマジマジ見てみてください。
まるで美術品みたいですから。

で、アメセルは一本づつまったく違う音の楽器ですから。

鳴り悪い、ピッチ悪い、音がつながらないのは全てメンテ不足。
ほとんどの場合、後から調整でどうにでもなります。
エッジもタンポの種類でどうにでも。

アメセルを選ぶコツはフレーズを吹くのではなく、
低い音から高い音、フラジオまでのロングトーンしてみて目をつぶってで決めます。
で、マウスピースを何本か、リードも何枚か。
変えてみてください、音色がすごく変わります、当たり前か。
現代の楽器より変わります。

楽器屋さんで曲やカッコいいフレーズを吹いている人は楽器を買う気が無いw
…かも知れませんw 多分w

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